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緑で微気候をつくりだせるというお話をしましたが、
それ以外にも様々な機能を持っている。 いろんな機能の分け方があるけれど、一例として、10年前ですが、建築雑誌の特集でまとめられていたので引用します。 (「「効く植栽」91のテクニック」建築知識1996年3月号 正木覚監修) 機能1 緑の建築的利用 ○プライバシーを守る、目隠し ・生垣 ・単独木 ・コンビネーション ○防火・防犯 ○区画明瞭化 ○空間を演出する 機能2 微気候のコントロール ○日差し・太陽輻射熱を調節する ・樹木の樹冠(天蓋)を利用する ・壁面緑化 ○風の流れをコントロールする ・風を防ぐ、コントロールする ・風を導く ○屋上緑化、屋上庭 機能3 緑の審美的利用 ○奥行感を創出する ○建物・空間の大きさを調節する ○統一感を出す ○固いものにソフトなイメージを与える ○色での演出 ○形の面白さで演出 ○~~風の雰囲気をつくりだす ○五感それぞれに着目し楽しむ 機能4 緑の環境・工学的利用 ○二酸化炭素固定、酸素供給 ○土壌乾燥・侵食を防ぐ ○空気浄化 ○眩光を防止する ○騒音を防ぐ 機能としては4つに分けられ、建築的利用、微気候、審美的利用、環境・工学的利用となっている。それぞれの項目について説明をすると長いので、割愛しますが。。 「建築的利用」というのは、緑=樹木というハードなかたち・ものとしてどんなことができるかということで、目隠しをしたり(生垣など)、防火の役目も果たしたりする。 「微気候をコントロール」については、前にお話しました。 「審美的利用」は、緑というと、やはり緑の美しさや面白さを生かした利用というのなら、すぐ思いつくのだけれど、審美的利用といっても、奥行き感をつくりだしたり、統一感を感じさせたり、いろいろな工夫や方法があると思う。まちなみや庭に、意図を持って、デザインによって美しさや奥行き感、統一感などをだしたいときは、緑は有効に立派に役目を果たしてくれる。 「環境・工学的利用」は、植物の生理的特性を生かした、環境的・工学的な利用もできたりするということで、これが二酸化炭素を固定し、酸素を供給してくれる。たった一本の木でも、環境的効果はあるのだけれど、量としてたくさんあるほど、その効果は高い。 どれが一番大事というわけではないし、これらは一本の木でも何役も兼ねることができるのだ。 実は、お気に入りの植物を育てつつ、それが隣とのやわらかな目隠しになったり、日陰をつくってくれたり、空間の質をあげていたり、緑化にも貢献していたり(ほんとにわずかですが)、それでいて花や実がなったり、いい香りがしたり、紅葉したりする!! ここまで一本の木にいくつもの役を与えるのは、虫がよすぎる話だけど。 でもなんだか、すごく得した、よく考えてる!気分になりませんか? そして一本の木での機能、利用だけでなく、庭として、複数の多様な植物をデザインすることによって、より全体として大きな利用をすることができるのです。 なので、植栽デザインは、それぞれの植物の特性もあるしで、結構奥が深いのです=。
by soraniwa00
| 2006-10-25 00:28
| みどりみどり。
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